オールド赤ベロのクラッチピン、強化一体型換装修理―――。
オールドのアンバサダーを使用していると、さまざまな難題にあたる。
ずっと悩ましく解決しない案件、4600C/5600C/6600Cのサムバー(ベロ)のクラック。
ボクの所有しているオールドの赤ベロたちにも、もれなくクラックが入っている。
どうしようもないと諦めていました。
そう思い続けているさなか、この修理に関する投稿をインスタグラムで見つけました。
気になって気になって仕方がありませんでした(笑)
一刻の猶予もないボクの個体たち。
我慢できずにDMを送ってみました。
そして、引き受けていただけることになりました。
とりあえず1978年製の4600Cからお願いしました。
写真上は施工が完了した状態。手前に置いてある短いピンはサムバーの下部左右にもともとささっていたもの。
施工方法は、これを抜いて左右に開いた穴を貫通させて、1本物のピンを圧入。
これによって全体で負荷を分散できるので、クラックの進行を食い止められるそうです。
もともとのクラックは接着剤のようなもので固着してあるので、これ以上は進行しない。
これから酷使して様子をみたいです。
発想が素晴らしいです。ABU愛から生まれた素敵なアイディアだと思いました。
シーズンインが楽しみです。
ありがとうございました。
※4600C/5600C/6600Cの赤いサムバーのリールを通称「赤ベロ」と呼びます。4600Cですと「ヨンロクシーの赤ベロ」と言ったりします。ちなみに黒いサムバーは「黒ベロ」と呼びます。