山あり谷ありでしたが、第一弾のロッド開発が一段落し、ようやくスタートラインに立てます。機種は様々な番手やアクションがあり、どれを先発でお披露目させるか迷い中です。そして、ロッドの名前が決まりました。
「Malibu Classic」(マリブクラシック)
ギター、車、お酒などでこの名前は認知されていますが、やっぱり僕は昔から好きだった、車名からですね。
マリブはロサンゼルスの北に位置し、連想するのが海で、ハノイロックスのマリブビーチという曲が真っ先に思い浮びました。地図を見ていくと、この地域に流れるマリブクリークという河川が目に付きました。さらに、この川を調べて行くと、遡上する鱒族がいることが分かりました。
スチールヘッドが遡上するアメリカ最南端の河川。そこにロマンを感じずにはいられませんでした。
ただ、遡上するスチールヘッドの道のりは、かなり厳しいものでありました。原因はダム、上流域の開発、高水温など。その危機に気付いた地元の有志の行動をウェブサイトで見ました。それは茨の道だったようで、苦難の話がとても多い。
対岸の火事のようにも見えますが、これはアメリカに限らず、日本でも起こっていること。アマゴ、ヤマメ河川でも、然りです。健全な自然環境とそこに生きている魚が居て、僕らの遊び場が成り立ちます。
マリブクリーク(Malibu)の昔(Classic)を偲び、自分たちの環境下でも、健全な遊び場所を考えながら釣りを楽しみたいという思いでこの名前を付けました。
余談ですが、下記リンクはアメリカのスチールヘッド等の遡上量が確認できるウェブサイトです。このようなデータが分かりやすく公開されているのも、流石アメリカ、なのですかね。